ご覧いただきありがとうございます。
大人の情熱プロジェクトのつかさです。
今回は毎週月曜日のオンライン囲碁講座から
「サバキと荒らし 中央のしのぎ方」ということで
相手の大模様を変ではなく中央から消しにいく時の
コツと意識するべき形について解説します。
基本の形は一間とケイマ
逃げは一間、攻めはケイマ
これは、囲碁の中における格言で言われている
逃げる時と攻める時の手法です。
相手の模様に打ち込んで荒らす時
ついつい逃げる手を考えてしまいますが
荒らしの時に大切なのは目を作りやすい状況を
作ることです。
その時に意識知るべきポイントは
「一間とケイマのコンビネーション」です。
一直線に逃げる場合、一間トビは有効な手段です。
ただし、目を作ることに関して言うと
効率が悪くなります。
なぜなら一間トビの弱点は
ノゾキやワリコミといった
切断を狙う手筋が潜んでおり
目を作る際にそれらの弱点が邪魔をしてしまうからです。
もともと、相手の勢力圏で居直ることを
目的としているしのぎでは、簡単に石が切断されると
一気に立場が悪くなります。
ポイントは連携しつつ目を作りやすくすることです。
一間トビの組み合わせは
方向転換した時にも弱点が残ります。
白2のようなノゾキが二ヶ所に
利かすことができます。
こうなるとAとB2箇所の弱点を
同時に守ることが難しくなります。
一間トビから陣地を作る場合や
方向転換する時には一間とびと
ケイマのコンビネーションが良い理由は
白からノゾキを打たれた時にも
弱点を残さない点です。
段点や弱点が残っていると
眼形の確保が難しくなります。
つまり、相手の勢力圏の中にいる時は
弱点を残さない一間とびとケイマが
安定することになります。
最後まで読んでくださりありがとうございます
みなさんの参考になれば嬉しいです
つかさ